作詞:関口義明、作曲:荒井英一、歌:井沢八郎
関口義明が上野駅で見かけた集団就職の少年たちを題材に詞を書き、農家向け家庭雑誌『家の光』の懸賞に応募して1位入選を果たした。
集団就職で上野駅に降り立ち、東京で生活を始めた若者の心情を歌った歌。 集団就職とは、地方の中卒者が東京など大都市の工場や商店に集団で就職したことである。集団就職が行われた時期は、高度経済成長期と重なり、中卒者は「金の卵」ともてはやされた。
書生節演奏:昭和ロマンを楽しむ会
1 どこかに故郷の香りをのせて
入る列車のなつかしさ
上野は俺らの心の駅だ
くじけちゃならない人生が
あの日ここから始まった
2 就職列車にゆられて着いた
遠いあの夜を思い出す
上野は俺らの心の駅だ
配達帰りの自転車を
とめて聞いてる国なまり
3 ホームの時計を見つめていたら
母の笑顔になってきた
上野は俺らの心の駅だ
お店の仕事は辛いけど
胸にゃでっかい夢がある
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