2016年10月31日月曜日

別れても好きな人(昭和50年) ロスインディオス&シルヴィア

この曲でロスインディオス&シルヴィアは1980年末の「第31回NHK紅白歌合戦」に初出場した。それ以前の1969年にパープル・シャドウズ盤などが発売されている。
東京のご当地ソングで地名がたくさん出てくる。











     バイオリン演歌・書生節演奏:昭和ロマンを楽しむ会(書生&女学生)
       2016年10月30日 花と緑の音楽会
       江戸川区フラワーガーデン(総合レクリエーション公園内)

別れた人に会った 別れた渋谷で会った
別れたときとおんなじ 雨の夜だった
傘もささずに原宿 思い出語って赤坂
恋人同志にかえって グラスかたむけた
やっぱり忘れられない
変わらぬやさしい言葉で
私をつつんでしまう だめよ弱いから
別れても 好きな人
別れても 好きな人

歩きたいのよ高輪 灯がゆれてるタワー
思いがけない一夜の 恋のいたずらね
ちょっぴり寂しい乃木坂 いつもの一ツ木通り
ここでさよならするわ 雨の夜だから
やっぱり忘れられない
変わらぬやさしい言葉で
私をつつんでしまう だめよ弱いから
別れても  好きな人
別れても 好きな人

別れても  好きな人
別れても  好きな人
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2016年5月5日木曜日

小説「長恨夢」と小説「金色夜叉」 翻案小説 パクリのパクリ?

小説「長恨夢」と小説「金色夜叉」 翻案小説 パクリのパクリ?

明治の文豪、尾崎紅葉が貫一・お宮の愛憎を描いた小説「金色夜叉」(1897から読売新聞連載)が、当時イギリス、アメリカで人気のあった女性向け通俗小説シリーズの1冊「Weaker Than a Woman(女より弱き者)」を種本にして書かれたことが分かった。

イギリスのFamily Herald紙に、1878年8月17日から同年11月23日まで連載されたものである。

朝鮮の小説「長恨夢」は趙重植が1913年に「毎日申報」に連載したものである。「長恨夢」は趙重植が「金色夜叉」を翻案したもので、原作をしのぐ深い愛の世界を描いたものとして高い評価を得、以後、芝居や映画となり大衆ドラマとなったらしい。

「長恨夢」の舞台は平壌であり、「熱海の海岸」は「大同江河畔」に置き換えられているが、あらすじはほとんど「金色夜叉」と同じである。











原本の「Weaker Than a Woman(女より弱き者)」、「金色夜叉」、「長恨夢」ともに女主人公がダイアモンドに魅了されてしまう物語である。

日本において外国小説の翻案小説が作られたが、日本の小説の翻案小説も朝鮮にたくさんあったようだ。

尾崎紅葉の『金色夜叉』を翻案した「長恨夢」(1913)、菊池幽芳の「己が罪」(1899)を翻案した「双玉涙」(1910年代)等。

翻案小説:他の作者の小説(内容、事柄)の大筋をまねて細かい点を変えて作り直した小説。

2016年4月3日日曜日

すみれの花咲く頃(昭和5年 宝塚歌劇団) バイオリン演歌

すみれの花咲く頃(昭和5年 宝塚歌劇団) バイオリン演歌

宝塚歌劇団を象徴する歌である「すみれの花咲く頃」の原曲はドイツ語の「Wenn der weisse Flieder wieder blüht」でドイツからフランスへ伝わり、「Quand refleuriront lillas blancs」という題名で歌われた。

宝塚歌劇団の演出家であり、レビューの王様とも呼ばれた白井鉄造(白井鐵造)がフランスを巡っているときにこの歌を知り、日本へ持ち帰り、1930年(昭和5年)、「パリゼット」の主題歌として取り入れて舞台と共に大ヒットとなった。

原曲ではライラック、リラの花となっているが、日本人にとってリラの花は馴染みが薄かったので、日本の春に美しく強く咲く「すみれ」の花を選んだそうだ。阪急宝塚駅の宝塚本線発車時の発車メロディーとして使用されている。


バイオリン演歌・書生節演奏: 昭和ロマンを楽しむ会(書生&女学生)
 2016年4月2日(土)レガスまつり2016 
 新宿コズミックセンター   ロビー ONステージ

1 春すみれ咲き 春を告げる
  春何ゆえ人は 汝(なれ)を待つ
  楽しく悩ましき 春の夢 甘き恋
  人の心酔わす そは汝 すみれ咲く春
 
 すみれの花咲く頃 はじめて君を知りぬ
 君を思い 日ごと夜ごと 悩みし あの日の頃
 すみれの花咲く頃 今も心ふるう
 忘れな君 我らの恋 すみれの花咲く頃

2 花の匂い咲き 人の心
  甘く香り 小鳥の歌に
  心踊り 君とともに 恋を歌う春
  されど恋 そはしぼむ花 春とともに逝く
 
すみれの花咲く頃 はじめて君を知りぬ
君を思い 日ごと夜ごと 悩みし あの日の頃
すみれの花咲く頃 今も心ふるう
忘れな君 我らの恋 すみれの花咲く頃

1924年(大正13年)に宝塚大劇場完成し、3年後の1927年(昭和2年)に日本初のレビュー「モン・パリ」が上演され大ヒットした。

宝塚市の花としてすみれが制定された他、宝塚劇場周辺や宝塚駅近くには様々な場所ですみれの花と出逢うことができる。

宝塚歌劇で長年愛されてきた曲 すみれの花咲く頃を今一度振り返る…。


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2016年3月8日火曜日

仰げば尊し(明治17年 小学唱歌) 

仰げば尊し(明治17年 小学唱歌) 
『仰げば尊し(あおげばとうとし)』は、明治時代から伝わる定番の卒業ソング・卒業式の歌であり、1884年(明治17年)の小学唱歌集にある。

かつては卒業式といえば『蛍の光』と『仰げば尊し』が歌われていたが、最近は歌われなくなってしまった。

たしかに『旅立ちの日に』や『巣立ちの歌』は平成、昭和の曲で歌詞も分かりやすい。『仰げば尊し』は100年以上前の曲だから意味がはっきりとは分からないまま歌っていた。

私にとっては卒業の歌といえばやはり「仰げば尊し」である。映画「二十四の瞳」でも足踏みオルガンで「仰げば尊し」を歌っていた。なつかしい!

YouTubeを見ると台湾ではいまも卒業式に「仰げば尊し」が歌われていて感動した。もちろん中国語である。

台湾の小学校での仰げば尊し

原曲は、2011年に発見されたアメリカの歌『Song for the Close of School』。

バイオリン演歌・書生節演奏:昭和ロマンを楽しむ会  
                   (2016年3月 江東区高齢者施設)

仰げば 尊し 我が師の恩
教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ)
思えば いと疾(と)し この年月(としつき)
今こそ 別れめ いざさらば

互(たがい)に睦(むつみ)し 日ごろの恩
別(わか)るる後(のち)にも やよ 忘るな
身を立て 名をあげ やよ 励めよ
今こそ 別れめ いざさらば

朝夕 馴(な)れにし 学びの窓
蛍の灯火(ともしび) 積む白雪(しらゆき)
忘るる 間(ま)ぞなき ゆく年月
今こそ 別れめ いざさらば

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