2016年3月8日火曜日

仰げば尊し(明治17年 小学唱歌) 

仰げば尊し(明治17年 小学唱歌) 
『仰げば尊し(あおげばとうとし)』は、明治時代から伝わる定番の卒業ソング・卒業式の歌であり、1884年(明治17年)の小学唱歌集にある。

かつては卒業式といえば『蛍の光』と『仰げば尊し』が歌われていたが、最近は歌われなくなってしまった。

たしかに『旅立ちの日に』や『巣立ちの歌』は平成、昭和の曲で歌詞も分かりやすい。『仰げば尊し』は100年以上前の曲だから意味がはっきりとは分からないまま歌っていた。

私にとっては卒業の歌といえばやはり「仰げば尊し」である。映画「二十四の瞳」でも足踏みオルガンで「仰げば尊し」を歌っていた。なつかしい!

YouTubeを見ると台湾ではいまも卒業式に「仰げば尊し」が歌われていて感動した。もちろん中国語である。

台湾の小学校での仰げば尊し

原曲は、2011年に発見されたアメリカの歌『Song for the Close of School』。

バイオリン演歌・書生節演奏:昭和ロマンを楽しむ会  
                   (2016年3月 江東区高齢者施設)

仰げば 尊し 我が師の恩
教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ)
思えば いと疾(と)し この年月(としつき)
今こそ 別れめ いざさらば

互(たがい)に睦(むつみ)し 日ごろの恩
別(わか)るる後(のち)にも やよ 忘るな
身を立て 名をあげ やよ 励めよ
今こそ 別れめ いざさらば

朝夕 馴(な)れにし 学びの窓
蛍の灯火(ともしび) 積む白雪(しらゆき)
忘るる 間(ま)ぞなき ゆく年月
今こそ 別れめ いざさらば

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