2013年7月17日水曜日

船頭小唄(枯れすすき)  大正12年

船頭小唄(枯れすすき) 書生節 (Cover version)  Sendoukouta

作曲: 中山晋平(著作権消滅)  作詞: 野口雨情(著作権消滅)

書生節演奏:昭和ロマンを楽しむ会
1921年(大正10年)に民謡「枯れすすき」として野口雨情が作詞し中山晋平が作曲した。1923年(大正12年)、「船頭小唄」としてレコード化されヒットした。多くの演歌師によって歌われたが後にソプラノ歌手の佐藤千夜子も歌っている。

大正12年(1923)、「船頭小唄」は栗島すみ子・岩田祐吉主演で映画化され、その年の9月1日に関東大震災が起こり、東京は焼け野原となった。

こんなわびしい、悲しい歌がはやったから関東大震災が来て東京が焼け野原になったんだと悪口を言うぐらい流行した。また、この地震を予知していた曲だったのではという説が流布した。

演歌師によってたくさんの替え歌ができた。演歌師の添田唖蝉坊は「俺は東京の焼け出され、同じお前も焼け出されどうせ二人はこの世では何も持たない焼け出され」という替え歌を歌った。

戦後、森繁久彌が歌ってリバイバルヒットした。「枯すすき」というフレーズが人生の哀愁を暗示している。

作詞:野口雨情、作曲:中山晋平

1 おれは河原の 枯れすすき
  同じお前も 枯れすすき
  どうせ二人は この世では
  花の咲かない 枯れすすき

2 死ぬも生きるも ねえお前
  水の流れに なに変わろ
  おれもお前も 利根川の
  船の船頭で 暮らそうよ

3 枯れた真菰(まこも)に 照らしてる
  潮来出島(いたこでじま)の お月さん
  わたしゃこれから 利根川の
  船の船頭で 暮らすのよ

4 なぜに冷たい 吹く風が
  枯れたすすきの 二人ゆえ
  熱い涙の 出た時は
  汲んでおくれよ お月さん

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