旅の夜風 松竹映画 「愛染かつら」主題歌 書生節演奏
Tabinoyokaze, Aizenkatsura 旅途夜風(愛染桂)
旅の夜風 書生節演奏:
昭和ロマンを楽しむ会(書生2名&女学生(海老茶式部)2名)
「愛染かつら」は雑誌「婦人倶楽部」に連載された川口松太郎の小説でこれを原作とする映画が多数製作されている。
ヒロインの高石かつ枝が津村浩三と菩提寺のカツラの木の下で永遠の愛を誓う。
松竹映画「愛染かつら」昭和13年(1938)
霧島昇は昭和13年に「愛染かつら」主題歌「旅の夜風」をミス・コロムビア(本名・松原操)とデュエットで歌い大ヒットし、これが縁で昭和14年にミス・コロムビアと結婚した。息子さんである東京音楽大学主任教授である坂本紀男は「旅の夜風があったから私が生まれた」といっていた。
田中絹代演じるヒロインの子持ちの看護婦、高石かつ枝と上原謙演じる大病院の御曹司である医師、津村浩三とのラブストーリーである。看護婦と医師との恋はよくある話だが設定が子持ちの看護婦になっていてかなり無理筋に作ってある。
病院を経営する親(経営者)にとっては、最悪の場合に資産や経営権が血縁のない連れ子に移る可能性があり大反対するのは当然だと思う。病院の存続ということも一族にとっては人生をかける価値があることであろう。現代の会社や組織の存続も「最大の目的」なのか、「手段」なのか、どうでもいいことなのかで意見が分かれるようだ。
どこの高齢者施設で歌っても大人気の歌であり、4番までほとんどの方が歌うことができる名曲である。
1 嵐も踏み越えて
行くが男の生きる途(みち)
泣いてくれるな ほろほろ鳥よ
月の比叡(ひえい)を独(ひと)り行く
2 優しかの君ただ独り
発(た)たせまつりし旅の空
可愛い子供は女の生命(いのち)
なぜに淋しい子守唄
3 加茂の河原に秋長(た)けて
肌に夜風が沁みわたる
男柳がなに泣くものか
風に揺れるは影ばかり
4 愛の山河(やまかわ)雲幾重(くもいくえ)
心ごころを隔てても
待てば来る来る愛染かつら
やがて芽をふく春が来る
バイオリン演歌 書生節 昭和演歌師 平成演歌師 昭和歌謡
0 件のコメント:
コメントを投稿