2013年7月15日月曜日

自動車ショー歌  小林旭 昭和39年

自動車ショー歌1964年(昭和39年)に小林旭が歌いヒットした。(作詞:星野哲郎、作曲:叶弦大)発売されたのは東京オリンピックが開催された年であった。

「ショー歌」となっているのは、(鉄道)唱歌と東京モーターショー(自動車ショー)をかけたものであろう。歌詞に自動車の名前やメーカー名が入っており男子生徒に人気があった。

当時の小林旭は可愛い声でやせており、かっこいいお兄さんだったが、後にクラブのホステス関連の歌を歌うとは思わなかった。

昔よく見かけた日野のコンテッサ(Contessa)やいすずのヒルマンミンクス(Hillman Minx)がなつかしい。

    書生節演奏:昭和ロマンを楽しむ会

1番 
あの娘をペットに したくって ニッサンするのは パッカード 
骨のずいまで シボレーで あとでひじてつ クラウンさ 
ジャガジャガのむのも フォドフォドに ここらで止めても いいコロナ

3番 
あなたは私の ブルーバード ミンクス買うよの 約束を 
キャロルと忘れて ダットサン こんど逢ったら コンテッサ 
とっちめちゃおうと マツダけど あえばやっぱり オースチン

1番の最後の歌詞は「ここらで一発シトロエン」だったそうであるが、不適切ということで放送禁止になり、「ここらで止めてもいいコロナ」に変更して再レコーディング後に再発売したそうである。「一発シトロエン」が駄洒落でも放送禁止になるような時代だったのだろう。

歌詞の意味はなんだか分かったような気がして歌っていたが、下記のようになんとなく理解していた。特にレコード会社の解説はなかったと思う。

ニッサン(日参)するのはパッカード(馬鹿だけど)
ブルーバード(青い鳥:幸せの鳥)
キャロルと忘れてダットサン(ケロリと忘れて脱兎のごとく逃げる脱兎さん)
こんどあったらコンテッサ(コテンパン)
会えばやっぱりオースチン(おお好き、大好き)

ところが、ずいぶん経って「会えばやっぱりオースチン」の別解釈があることを知った。それはフロイト派の精神分析理論であるペニス羨望( Penis envy)に基づく説である。

女性のないものねだりある「Penis envy」から考えると「会えばやっぱりオースチン」は「会えばやっぱりオチンチン」と解釈すべきとのことらしい。確かに3番は女性心理を歌っているが、あの星野哲郎先生がそこまで深く研究して作詞していたのか疑問であるが、今となっては本人に確かめようがない。

1-4番までに下記のような車名、メーカー名が入っているが、もうなくなってしまった車名が多くあるのでゆめじにはなつかしい。なお、ホンダは当時まだ二輪メーカーだったので名前は入っていない。

1番:(トヨ)ペット 、 ニッサン、パッカード、シボレー、クラウン、ジャガー 、フォード 、コロナ
2番:ビュイック 、タウナス、デボネア、マーキュリ、ルノー、オペル、コルト
3番:ブルーバード、ミンクス、キャロル、ダットサン、コンテッサ、マツダ、オースチン
4番:ベンツ、グロリア、ベレット、ヒルマン、クライスラー、リンカーン、ワーゲン、セドリック

昭和ロマンを楽しむ会 帝大生ゆめじ 書生節 昭和歌謡

0 件のコメント:

コメントを投稿