2013年7月16日火曜日

琵琶湖周航の歌(旧制第三高等学校 ボート部)

OBの心意気 京大ボート部100周年 記念事業に会長1億5000万円寄付という記事が新聞に載った。
(2006年12月25日 産経新聞)

「京大ボート部は明治39年、第三高等学校出身の学生らを中心に創部された。「琵琶湖周航の歌」を部歌とし、瀬田川、琵琶湖を拠点に練習。関西選手権で18回優勝するなど関西学生ボート界をリードしてきた。

 一時は、学生の運動部離れで入部者が激減し、三高-一高戦の伝統を受け継ぐ東大戦でエイト(8人漕ぎ)のクルーが組めないという時期もあったが、現役、OBの熱心な勧誘でしだいに増加。今では医学部ボート部を含め100人近い大所帯に膨れあがった。

 しかし、伝統の部だけに施設は老朽化が激しい。現在の艇庫がつくられたのは約70年前で、合宿所も部員が増えた近年は手狭となっている。

 そこで立ち上がったのがOB会「濃青会」だ。100周年を記念して隣接地(約890平方メートル)を購入し、やはり今年創部50周年を迎えた医学部ボート部と共同で新しい合宿所と艇庫を建てることを決め、2年前の夏、寄付の募集を始めた。

 その結果、OB約1000人と企業などから約1億3000万円が集まった。これに加えて会長が退職金(1億5千万円)を土地購入費として寄付することを決めたのだ。

新しい合宿所は鉄骨2階建て。艇庫は60隻のボートを収容できるほか、トレーニングルームも備え、来春完成の予定だ。」
OB会である濃青会は総勢1000名で、年間1000万円以上寄付しているとのことである。

琵琶湖周航の歌はバイオリンならDかGで演奏するのが簡単である。帝大生はGで歌っている。大正時代の歌であり、昔から学生は歌っていたが、昭和46年、帝大生(東大)の加藤登紀子が『琵琶湖周航の歌』をレコードで出し大ヒットした。また、加藤登紀子の『知床旅情』もヒットした。

今聞くと加藤登紀子は低い声でぼそぼそ歌っている、Bbだと思うが低すぎる(最低音が低いファ)、どうしてこんな声でヒットしたのであろう。曲が良かっただけか。ボート部の学生がこんな調子では絶対歌わないと思う。い
倍賞千恵子も日本の抒情歌名曲選 の中でD調で歌っている。倍賞千恵子の歌は癖がなく個人的には気に入っている。畑儀文はGで歌っている。あと有名なところではペギー葉山も歌っていた。
そして、あの小林旭もなぜかこの歌を歌っている。渡り鳥のイメージではないと思うが学生歌(惜別の歌、北帰行等)をよく歌っている。バイオリン演歌では小林旭のような歌い方はやらないようにと心がけているが、小林旭の歌まねをやっているのを見るのは大好きである。

「湖の子」「さすらいの」「のぼる」「さざなみの」と「の」がたくさん出てくるのでこの「の」を鼻にかけて歌うのとそうでないのとではイメージがずいぶん違ってしまう。学生ならすっきり歌おう。

バイオリン演歌・書生節演奏:昭和ロマンを楽しむ会(バイオリン、ウクレレ、歌)
<琵琶湖周航の歌>
 われは湖(うみ)の子 さすらいの   旅にしあれば しみじみと
 のぼる狭霧(さぎり)や さざなみの  志賀の都よ いざさらば

 松は緑に 砂白き  雄松(おまつ)が里の 乙女子(おとめご)は
 赤い椿の 森蔭に  はかない恋に 泣くとかや

書生節 バイオリン演歌 昭和演歌師 平成演歌師

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