「若鷲の歌」は戦時映画「決戦の大空へ」の主題歌であり、「決戦の大空へ」とのカップリングで昭和18年(1943年)に発売された。この映画は海軍飛行予科練習生(予科練)を募集するための宣伝目的として作られた。
Gmでバイオリンで演奏しやすい戦時歌謡である。なぜか中学生の頃から歌っていた。当時は大人たちが酒を飲んだらみんなで歌っていたのだろう。学校や職場などで仲間意識を高めるのには効果があると思える。
それにしても、霧島昇は愛染かつらの「旅の夜風」、「誰か故郷を想わざる」、「若鷲の歌」といろいろ歌ってヒットさせている。
よく考えると予科練(海軍飛行予科練習生)は未成年の職業軍人(練習生)であり、徴兵された学生や一般人とは全く違う。予科練は自ら志願して軍人になったのであり、徴兵されたものは国民の義務として戦ったのである。
「若鷲の歌」はやたらに元気がいいが、「ああ紅の血は燃ゆる」(学徒動員の歌)の歌詞「国の大事に殉ずるは、われら学徒の面目ぞ」のほうがゆめじにとっては心を動かされる。
昔、母が「職業軍人にだけはなるな!」と強く言っていた。母は戦争体験者だが、「戦争はいやだが、歴史を見ると国民の義務として戦うときがあるかもしれない。そのときは義務を果たさざるをえないだろう」と漠然と考えていたようだ。
若鷲の歌(昭和18年(1943)公開映画「決戦の大空へ」の歌) 帝大生ゆめじ(with Ukulele)
バイオリン演歌・書生節演奏: 昭和ロマンを楽しむ会
若い血潮の 予科練の 七つボタンは 桜に錨
今日も飛ぶ飛ぶ 霞ヶ浦にゃ でかい希望の 雲が湧く
燃える元気な 予科練の 腕はくろがね 心は火玉
さっと巣立てば 荒海越えて 行くぞ敵陣 なぐり込み
仰ぐ先輩 予科練の 手柄聞くたび 血潮が疼く
ぐんと練れ練れ 攻撃精神 大和魂にゃ 敵はない
生命惜しまぬ 予科練の 意気の翼は 勝利の翼
見事轟沈した 敵艦を 母へ写真で 送りたい
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