2013年7月17日水曜日

隣組 (NHK国民歌謡)  徳山 璉 昭和15年

「隣組」は昭和15年(1940)にNHK国民歌謡の時間に隣組新体制普及のために放送された。徳山 璉(たまき)によりビクターレコードから発売された。彼も当時よくいた東京音楽学校出身の歌手であった。
東日本大震災発生によって、隣組、町内会の意義や家族・隣近所・地域の絆なども再確認されたことはよかった。なお、戦後にドリフターズも歌っていた。
隣組は、日本の昭和期において戦時体制下における官主導の隣保組織であった。
隣保(りんぽ):近隣の人々によって組織された互助組合。古くは中国でも行われた。
1940年(昭和15年)に内務省が布告した「部落會町内會等調整整備要綱」(隣組強化法)によって制度化された。5軒から10軒の世帯を一組とし、団結や地方自治の進行を促し、戦争での住民の動員や物資の供出、統制物の配給、空襲での防空活動などを行った。敗戦後の1947年(昭和22年)にGHQにより解体された。
現在でも、回覧板の回覧など、隣組単位で行なわれていた活動の一部は、町内会・区・自治会に引き継がれている。しかし地方でもアパート住人などは年会費が必要な町内会や自治会に加入しないので地方自治体のお知らせなどが回覧板によって連絡できなくなっている。
町内会に加入していない方々の慣例違反やごミ出しルール違反などは我慢するとしても大災害時の対応などを考えるとやはり近所の人全員によって自主的に組織された隣組のようなものは必要であろう。
ごみ集積所のごみを入れるアルミ製かごや町内の防犯灯の電気代等はみんなの自治会費から支払っているので自治会に加入してくださいとお願いしても「回覧板は回さないでほしい、そんな環境整備費用は税金で払うべきだ」との議論をしてくる住民もいる。何でも官にまかせず、近所で自主的に行動して住みよくするのが隣組(町内会・自治会)だと思うのだが・・・
書生節演奏:昭和ロマンを楽しむ会 
 バイオリン演歌・書生節演奏:
昭和ロマンを楽しむ会(帝大生ゆめじ&青空ぴーまん&女学生)
 <隣組 岡本一平作詞 飯田信夫作曲>
とんとん とんからりと 隣組
格子を開ければ 顔なじみ
まわして頂戴 回覧板
知らせられたり 知らせたり
とんとん とんからりと 隣組
あれこれ面倒 味噌醤油
ご飯の炊き方 垣根越し
教えられたり 教えたり
とんとん とんからりと 隣組
地震やかみなり 火事どろぼう
互に役立つ 用心棒
助けられたり 助けたり
とんとん とんからりと 隣組
何軒あろうと一所帯
こころは一つの 屋根の月
纏められたり 纏めたり

東日本大震災後に復興応援歌として施設等で歌っているが昔の近所付き合い等が懐かしく感じられるのか好評である。

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